銀行系キャッシング

銀行系キャッシングと業界別信用調査機関の関係とは

貸金業界においては、どの業態の会社でも、借り入れの申し込みがあった場合には、その方の個人情報が信用調査機関に登録されることになります。信用調査機関は業態別に存在しており、具体的には、銀行系である全国銀行個人信用情報センター(KSC)、流通・信販・クレジット会社系である株式会社シー・アイ・シー(CIC)、消費者金融系である日本信用情報機構(JICC)といった信用調査機関が存在します。ただし、実際にどの信用調査機関に登録されるかは、申し込み先の会社の業態だけではなく、申し込みをしたローン商品の種類によっても違ってきます。例えば、銀行のキャッシングの場合、その仕組みの関係上、その銀行だけにとどまらず、その銀行の子会社である消費者金融会社または業務提携をしている消費者金融会社が通常はからんでくるため、銀行系の信用調査機関である全国銀行個人信用情報センターに登録されるのはもちろんですが、普通は消費者金融系である日本信用情報機構にも個人情報が登録されます。では、銀行系キャッシングと呼ばれるローン商品を申し込んだ場合にはどうなるでしょうか。

銀行系キャッシングの場合、それが「銀行系」と呼ばれるのは、資本構成上、取り扱い会社が銀行と資本提携をしているなど、何らかの銀行の後ろ盾を受けている貸金業者のキャッシング商品あるいはキャッシング会社がそう呼ばれます。つまり、銀行本体で申し込みをしているキャッシング商品でなければ、それが消費者金融会社への申し込みをするものであれば、銀行系ではなく消費者金融系である日本信用情報機構に登録されるというわけです。ただし、業者によっては、銀行系の全国銀行個人信用情報センターには登録されなくても、消費者金融系の日本信用情報機構だけでなく、流通・信販・クレジット会社系である株式会社シー・アイ・シーにも同時に登録されることがあります。これは設立してからしばらくは消費者金融専業会社の加盟は認めていなかった株式会社シー・アイ・シーが、現在は方針を転換して加盟を認めるようになったからです。

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